SPSP 基本編
SPSP ってなに?
- 日本大会を対象にしたスマブラ SP のプレイヤーランキング
- 大会主催者がそのままシーディングに使えるよう設計されている
- 既存ランキングより、プレイヤーの強さを正確に予測するように設計されている
- プレイヤーの実力レベルに応じて 集計対象の大会が変わる
3 つのランキング
サイトで表示されるのは 総合評価 1 本のランキングだが、 内部的には 順位評価 と 直対評価 という 2 つの評価を別々に計算し、 それらを合わせて総合評価を作っている。
順位評価
大会の規模、参加者層の厚さ、獲得した最終順位から決まる評価。
直対評価
直接対決の勝敗をベースにした評価。スマメイトのような直接対決レーティング。
総合評価
順位評価と直対評価の順位を平均したもの。これが SPSP の公式順位。
レベルと対象大会
プレイヤーは実力に応じて Lv1〜Lv5 のいずれかに割り振られる。 Lv が上がるほど、順位評価と直対評価の 対象大会が共通して絞り込まれる。 強い人ほど小規模大会・平日大会の結果がノイズになりやすいため、上位帯では含まない。
- ◯ 49 名以上
- ◯ 休日
- ✕ 平日
- ✕ 制限
- ✕ 下位クラス
- ◯ 33 名以上
- ◯ 休日
- ✕ 平日
- ✕ 制限
- ✕ 下位クラス
- ◯ 25 名以上
- ◯ 休日
- ✕ 平日
- ✕ 制限
- ✕ 下位クラス
- ◯ 9 名以上
- ◯ 休日
- ◯ 平日
- ◯ 制限
- ◯ 下位クラス
- ◯ 5 名以上
- ◯ 休日
- ◯ 平日
- ◯ 制限
- ◯ 下位クラス
※ 休日判定 は開始日〜終了日のいずれかが土日祝かで判定。ただし 大会名に「プレ大会」「プレオフ」等を含む大会 は土日でも平日扱い。
順位評価
順位評価は、大会の 規模・参加者層の厚さ・自分の 最終順位 から決まる。 トーナメント中に誰と当たったかは 一切見ない。
順位評価の 3 つの特性
- 特性 1: 出れば出るほど上がりやすい たくさん大会に参加して結果を積めば、その分ポイントが入る。 「出るだけリスクがある」直対評価とは対照的。
- 特性 2: 古い大会の影響は弱まる もらったポイントは毎月だいたい 4% ずつ目減りしていく。 1 年前の大会は約 61%、2 年前は約 38%、3 年前は約 23% まで小さくなる。
- 特性 3: 上位の大会ほど大きく効く 集計の上位の大会まではポイントがそのまま加算される (Lv1 は 上位 1 大会、Lv2 以上は 上位 3 大会)。 それ以降は急に小さく加算されるようになる。
順位評価スコアは次の流れで決まる:
- 大会ごとに、規模・参加者層・自分の最終順位から 素点 が決まる。
- 大会開催からの経過時間で 時間減衰 をかける (毎月 0.96 倍、1 年前 ≈ 61%、2 年前 ≈ 38%)。
- 全大会を時間減衰後のポイントが多い順に並べ、位置減衰 をかける (上位 3 件はそのまま、4 件目以降は × 0.3, × 0.09, × 0.027, …)。
- 全部の 影響ポイント を足したものが順位評価スコア。
あるLv2プレイヤーの 5 大会分のポイントを、時間減衰した後で多い順に並べると次のようになる:
| 素点 | 時間減衰 | 位置減衰 | 影響ポイント |
|---|---|---|---|
| 1820 | × 0.78 | × 1.00 | 1420 |
| 1450 | × 0.96 | × 1.00 | 1392 |
| 1280 | × 0.61 | × 1.00 | 781 |
| 1100 | × 0.38 | × 0.30 | 125 |
| 850 | × 0.23 | × 0.09 | 18 |
| 順位評価ポイント 合計 | 3736 | ||
4 件目以降は影響が小さくなるが、わずかでも確実に上がる。 出場が必ずプラスになるのが順位評価の特徴。
直対評価
直対評価は スマメイトのような直接対決レーティング。 試合を一つひとつ学習して、勝てば上がる、負ければ下がる。 強い相手に勝つと大きく上がり、格下に勝っても小幅しか上がらない。 学習対象になる試合は上のレベルシステムで定義された対象大会のみ。
厳密には Elo レーティングではなく、Elo よりも精度の高い Glicko2 を使っている (詳細は理論編で)。 Glicko2 は不確実性 (RD) の概念を持ち、試合数が少ないプレイヤーのレートも少ない試合で適切な位置に収束する。
順位は「過去 180 日間の最高レート」
直対評価の順位は、内部レート (= 直接対決の結果で日々動くレート) の過去 180 日間の最高値でつける。 一度高いレートに到達すると、その後 180 日間はそのレートが順位に反映される。
内部レートはプレイヤーページの直対評価セクションで別途確認できる。 時系列グラフでも「直対評価スコア」と「内部レート」を並べて見られるようにしている。
直対評価の特性
ただし順位付けに使う直対評価スコアは 過去 180 日間の最高値なので、 内部レートがいったん下がっても 180 日以内に元の高さまで戻せば直対評価スコア自体は下がらない。 他のプレイヤーが伸びれば順位そのものは前後しうるが、自分のスコアは保たれる.
総合評価 (= SPSP 順位)
総合評価は 順位評価の順位 と 直対評価の順位 を平均する。
たとえばあるプレイヤーが順位評価で 100 位、直対評価で 80 位だったら、 総合評価は (100 + 80) ÷ 2 = 90 位になる。
平均順位が並んだ場合は 直対評価の順位が上の方を優先 する。
具体例
架空の 4 人 (A・B・C・D) で総合評価の出方を見てみる:
| プレイヤー | 順位評価 順位 |
直対評価 順位 |
順位の平均 | 総合評価 順位 |
|---|---|---|---|---|
| B | 3 位 | 1 位 | 2.0 | 1 位 |
| C | 2 位 | 3 位 | 2.5 | 2 位 |
| A | 1 位 | 4 位 | 2.5 | 3 位 |
| D | 4 位 | 2 位 | 3.0 | 4 位 |
B は両方バランス良く高いので総合 1 位。 C と A は順位の平均がどちらも 2.5 で同率だが、直対評価の順位が C のほうが上 (3 位 < 4 位) なので C が 2 位、A が 3 位。 こうして 順位評価だけ、直対評価だけ、では見えない総合力 を測れる。
もっと知りたい人へ
SPSP の仕組みをもっと深く知りたい場合は、理論編へ進んでください。